ビットコインの分裂問題 Segwit2xとは超簡単解説(11月)
11月に予定されているビットコインの分裂(ハードフォーク)segwit2xについてです。いろいろ仮想通貨界隈で騒がれているものの特に初心者の人にはよくわからないものだと思います。
私も初心者ですので似たようなものですが、私なりの解釈で簡単にまとめていますので、気になる方は是非参考にしてみてください。
まず、読み方ですがセグウィットツーエックスと読みます。
二つの言葉が合わさっており、
セグウィット(一つのブロック内の取引量を圧縮)+ツーエックス(ブロックサイズを2倍にすること。ビッグブロック。)になります。
- セグウィットとは
セグウィットは一つのブロック内の取引量を圧縮することです。イメージでいうと、これまで1ブロックに5個の取引情報を格納できていたものが、4倍の20個格納できるようになります。取引情報の中身の圧縮になるので、内容を変えなくても(互換性がある)処理速度を上げることができるのが特徴で、実はすでに8月の段階でビットコインに実装済みになっています。
では、segwit2xは何かということですが、セグウィットされた状態からビッグブロックする(ブロックサイズを2倍)ということです。
ブロックサイズが2倍になると処理数が倍に増えるので良いように思えますが、一番の問題点は内容を引き継げない(互換性がない)ということです。
ビックブロックを行うとビットコインの内容(取引情報)が引き継げないので、ビットコインとは別の仮想通貨(ビットコインSegwit2x B2X)が生まれるということになります。
さらに問題なのは、segwit2xをめぐって ビットコインコア派(開発者)とビックブロック派(マイナーのほとんど)が対立しており、ビックブロック派は B2Xが「真のビットコインだ」と言い張っています。
過去にイーサリアムでも同じことが起きており、もともとのイーサリアムがイーサリアムクラシックになって、新しくハードフォークで誕生した通貨が今のイーサリアムになっています。
segwit2xによってビットコインがどうなるのか。。変わらないのか、ビットコイン(BTC)の代わりにB2Xが主流になるのか、それとも共存の道をたどるのか。
運命の日は、当初11/19だったそうですが、今は11/16に前倒しになっているようです。
今後もビットコインの動向に目が離せませんね。。